【レクチャーコンサートin東京!】

lecture concert 7/21 in tokyo

【フォルテピアノからモダンピアノへ 引き継がれた音色】
~ローゼンベルガー(1830年代オリジナル楽器)からベヒシュタインへ~


今まで色々とレクチャーコンサートをしてきたけど、東京は意外に少ないです。という事で、今週末(7月21日)に汐留にあるベヒシュタインサロンでレクチャーコンサートがあります。

誰にでも解り易く軽快なトークで、「伝統の音色」についてレクチャーします。題して【フォルテピアノからモダンピアノへ~引き継がれた音色】、歴史的な貴重なピアノ「ローゼンベルガー(1830年代オリジナル楽器)」、そして世界3大名器と呼ばれるベヒシュタインを使用します。ピアノ製造マイスターの加藤正人氏との対談も必聴です。

なお、これはピティナのピアノセミナーの一環でもあります。さらなるステップアップを目指し、音色溢れる演奏を期待する方にもぜひお勧めです。子供から大人まで、愛好者から専門家まで、末永のレクチャーコンサートは全ての人たちに扉が開かれています!ぜひお越しください!

PTNAのサイト
http://www.piano.or.jp/seminar/news/2013/07/10_16355.html
 

主催:ユーロピアノ株式会社のサイト
http://www.euro-piano.co.jp/event_2a.html#20130721

■■ プログラム ■■
・F.シューベルト: 即興曲集 第3番 変ト長調
・R.シューマン: トロイメライ
・F.リスト: 愛の夢 第3番
・J.ブラームス: 幻想小曲集 作品116

■■ 出演 ■■
・末永 匡
・加藤 正人

■■ 日時 ■■
2013年7月21日(日)
開演 16:00
開場 15:30

■■ 場所 ■■
汐留ベヒシュタイン・サロン
〒105-0021東京都港区東新橋2-18-2 グラディート汐留1F

■■ 参加費 ■■

入場券:2,000 円 学生1,000円

■■ 問い合わせ(主催) ■■
汐留ベヒシュタイン・サロン
TEL:03-6432-4080
e-mail:salon@euro-piano.co.jp

レオ・レオニ 絵本のしごと

「あなたこれ一緒に行かない?」と妻から
誘われなければ気付く事もなかったこの展覧会
先日、東京は渋谷にあるBunkamuraザ・ミュージアムで開催中の展覧会「レオ・レオニ 絵本の仕事」へ家族と行った。とても充実した展覧会で、内容はもちろんの事、企画力の凄さも感じた。これは昨年ブリジストン美術館で開催された「ドビュッシー、音楽と美術-印象派と象徴派のあいだで」の時と同じ感覚だ。


展覧会が始まる
 
今の僕に必要としている言葉や感覚が散りばめられていて、それはもはや救いのひと時でもあった。ごちゃごちゃしていた頭の中で飛び回っていた無数の何かが体の外へ抜け出てスッキリした、そんな感じ。残った大切な言葉や感覚を後日慎重に拾い上げゆっくりと味わいたいと思う。来週の21日はレクチャーコンサートなので、この時期にこの展覧会を観れたのは幸いだったかもしれない。

芸術と社会

彼の作品に感動するのは当たり前なのだが、それよりも彼の表現者としての生き方、考え方、取り組み方に直接的な感動を覚えた事は特記したい。「表現者」としてジャンルは関係なく、そこには普遍的なテーマが存在し、故に強烈な糧となった・・・そんな時間、経験。

体の奥底にある歯車がゆっくりと静かに動き出すのを感じる。そのくらい影響を受けたと言っても過言ではない。明日を生きるための勇気と力そして希望をもらった。月並みな言い方だけど本当にそうなんだ。

 

伝えられる事

これは経験からでしか語れない。なので、本とかで勉強した事を人に伝えようとすると、それはとても軽い言葉になってしまう。五感を通して体全体で「体験」しなければ言葉に命は宿らない。

雪には色んな雪がある事を、風には色んな風がある事を、これらを体感せずにどう人に伝えられるだろう?厳密に言えば"伝える事は出来ない"。しかし"それを知りたい"と思わせる事は出来る。その時の言葉の質、重み、説得力・・・要するにそういう事だ。

(特殊管を除く)オーケストラの楽器を全て試した事がある、と言う事を話すと驚かれる。しかしこれは凄い事ではなく、「体験」しなければその音、ないし発音、音色作りを知り得る事なんてできないからそうするしかない、ただそれだけの話である。

ピアニストとして、と言うよりも「音楽家」としてピアノに触れる方がより幅広く柔軟にピアノの事を知れるかもしれない。さらには音楽家として、と言うよりも「芸術家」として活動する方が、社会に対してより強いメッセージを発信出来るかもしれない。そして、芸術家と言うよりも「一人の人間」としているほうが、自然に生きて行く事が出来るかもしれない。

・・・なんて話がそれちゃった感じだけど、家族が寝静まった今、そんな事を思う夜です。

新芸術企画コラムvol.30【窮屈なんて嫌だ】

新芸術企画Facebookページで続けているコラムVol.30を、アカウントを持ってない方のためにこちらにもアップします。

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コラムvol.30【窮屈なんて嫌だ】
 
このコラムもとうとうvol.30を迎えました。皆さまのお陰です、ありがとうございます。よくまぁネタが尽きないなと、久しぶり始めから読んでいてそう思いました。エッセイ集として本が出来そうですね。

前回の五十嵐さんのコラムに僕がちょこっと登場してましたが、それに補足です。僕の少年期の原体験で最も影響を与えたのは、その環境+ロビンソンクルーソーです。このコラムでは全く関係ないですが。

... さて、今僕は大声で叫びたい気分です。本気で大声を出したら地球の裏側まで届いてしまうかもしれません。

そう言えば、ピアノを練習している時、作品によっては自分が声を出してしまう事もしばしば。グレン・グールドというピアニストがいましたが、彼は非の打ちどころもない緊張感溢れる演奏は勿論の事、同時に声を出して歌いながら弾く事でも有名でした。youtubeでもCDでもそれを確認できますので、是非聴いてみて下さい。

僕が20歳の頃、ある夜、部屋で彼のバッハをCDで聴いていました。耳を澄ますと彼の歌声(鼻歌のようなもの)が聴こえてきたので、僕は楽譜に彼が歌っているメロディーを書き写しました。「へぇ~こんなメロディーを歌っているのか」と当時は驚いたものです。しかも彼は自分用のピアノ椅子を常に持ち合わせており、その椅子は足が短く切断されているものでした。演奏における椅子の高さと言うのは演奏者にとってある程度影響を与えます。中には、紙一枚分気になる人もいれば、勿論どんな高さでも良い、なんて人もいますが。

他にも、声を出すだけでなく、両手を上げてガッツポーズをしちゃったり、髪の毛を振り乱し、ライオンが牙を剥くかのように大きく口を開けたり、魂が抜けきってもぬけの殻の様な表情、今にも立ちそうになったり、と色んな演奏家がいます。

興奮です。音楽によって引き起こされるトランス。自分の心を開放し解き放つ究極の状態。

こういうのをライブで経験できるっていうのは本当に幸せですね。鳥肌が止まらないです。今日添付した画像は、1978年、ニューヨークにあるエイブリー・フィッシャー・ホール、オーケストラはニューヨークフィル、ピアニストはホロヴィッツ、指揮はメータでラフマニノフピアノ協奏曲第3番の2楽章を演奏しているところです。(難曲中の難曲で知られる名曲です。映画では「シャイン」で有名ですね)

指揮者と言うのは基本的にはオーケストラに向いています。しかし、これはもはやオーケストラに背を向け、ピアニストに襲いかからんとするほど手を振り上げて迫ってきてます。音楽的興奮が彼をピアニストに向けさせたのでしょう。ホロヴィッツはもちろん彼に答えます。強烈な興奮のるつぼの共感共有です。心の底に蠢く大河が爆発し龍のごとく高みに登り始める瞬間です。そしてこの時の演奏は、ホールにいる全てをのみ込みます。(と言っても僕はその場で聴いたわけではありませんが、映像からでもそのパフォーマンスは感じる事が出来ます。その場にいれば更にでしょう)歴史に残る名演と呼ばれるものです。

・・・そういうものに触れると僕は、よくわからないけど勇気とチカラが湧いてきて明日から頑張って生きようって気になるんです。

ピアニスト 末永匡

【PTNAピアノセミナー】7/11(木)レクチャーコンサートin名古屋

ぎりぎりのお知らせで申し訳ありません。

明々後日(7/11木曜日)名古屋でのレクチャーコンサートに再度呼んで頂きました。テーマはとにかく音色、音色、音色!レッスンも受け付けています。ご参加への興味がある方はヨーロッパピアノ専門店バロックへ直接お問い合わせください!話して弾いて笑って泣いて、そして「皆さんと共に学び合う」そんなレクチャーコンサートです。

一人でも多くの方々に参加頂き、音楽のさらなる感動を一緒に体感したいです。今からでもご連絡お待ちしております。(満席の場合申し訳ございません・・・!)

ヨーロッパピアノ専門店バロック(レクチャーコンサート会場)
http://www.piano-baroque.com/event.html

PTNA
http://www.piano.or.jp/seminar/news/2013/07/04_16326.html