毎日新聞「スーパーグローバル大学:世界の大学目指せ! 37校選定」

毎日新聞「スーパーグローバル大学:世界の大学目指せ! 37校選定」

http://mainichi.jp/select/news/20140926k0000e040202000c.html


トップ型に選定・・・そこで講義を受け持つ人間としては非常に身の引き締まる思いです。微力であるとは言え、少しでも学生達のためになるよう精一杯努めさせて頂きます。来月から「音による創造性」講義スタート。新たな学生達との出会いに期待。

【10月5日】本来は身近なものであるのにも関わらず、今まで無かった即実践に役立つ全く新しい視点からのレクチャー

第7回工房コンサート
音律シリーズVol.2

【工房コンサートメンバー内藤晃氏(ピアニスト)よりメッセージ】

なぜこの調で作曲したのか?なぜこの調に転調するのか?なぜ半音階なのか?etc.

われわれは、作品にアプローチするときに、楽譜から作曲心理を辿ろうと試みるわけですが、そのヒントが、当時の「音律」にも存在します。昔の調律法では、鍵盤楽器の音階は均等ではなく、調性によって音程感が異なり、さまざまな響き具合や色合いをもたらしていました。

調律師の加藤正人さんに協力いただき、当時の音風景から表現の可能性にアプローチする共同研究をおこなっています。検証の現場は白熱した議論が飛び交い、知的な刺激に満ちています。

今年6月に始まった「工房コンサート」音律シリーズで、その研究成果の一端を発表しておりますが、「耳からウロコ」の驚きや感動の連続です。モダンピアノ弾きには馴染みのない音律の世界ですが、それを体感することによって見えてくるものが沢山あり、多くの方と共有できればと願っております。

第2回は「しっかり聴いてキルンベルガー~バッハと「平均律への憧れ」」と題し、バッハの弟子キルンベルガーによる調律法(師バッハの調律を継承していると言われる)で、バッハとその周辺の作曲家の作品を覗いてみながら、表現の可能性を考えてみます。

バッハの「平均律クラヴィーア曲集」とは当時どれだけチャレンジングで実験精神にあふれた音楽だったのか。バッハがどれだけ未来的で柔軟な思考の持ち主だったのか…。モーツァルト、ハイドン、スカルラッティなどの楽曲も取り上げながら、バッハの音楽に息づいた美意識を考えてみます。


【レクチャーについて】

第7回ピアノ工房トークコンサート
音律シリーズvol.2しっかり聴いてキルンベルガー 
~バッハと「平均律への憧れ」~

前回の調律法「ミーントーン」に続き今回は「キルンベルガー第3法」を使用します。この音律シリーズは歴史を真実を追い求めることが目標ではありません。当時の作曲家たちが生きていた時代に実際存在していた様々な音律から発せられる響きを追体験し、そこから現代の平均律に調律されたピアノでの演奏に様々な表現のヒントを見出せないか検証する場です。

とは言いましても、同時に少しでも真実に近づくための問題提起と仮説を繰り返すことにより見えてくる「作曲心理」にも迫ります。日ごろ弾きなれている作品が全く違った響き(我々はこれを"音景色、音風景、音世界"などと呼んでいます)を持って新たな一面を見せてくることは間違いありません。

たくさんの「なぜ?」を皆さんと一緒に考え、音に更なる豊かな表現、命を与えたいと思っています。

多分に古楽の方々には馴染みのある話題ではありますが、このテーマは普段モダンピアノで演奏されている(我々含め)多くの方々にも非常に有益な体験に富んでいます。学び多き時間になることを確信しています。

複数人ご希望の方には【☆お得な価格☆】もご用意しております。お席に限りがございますので、御予約の上ご来場くださいませ

《詳細》
日程  10日 13:30開場 14:00開演
会場  ユーロピアノ八王子 技術・営業センター工房内
出演者 末永匡 稲岡千架 内藤晃 加藤正人
曲目  バッハ、モーツァルト、スカルラッティ、ハイドンなど
☆入場料☆ 2000円 ペア券3500円
    (3名様以上は1人1500円)


≪予約方法≫
①出演者に直接メール、電話、FBメッセージ、FBイベントページでの参加等


FBイベントページ
https://www.facebook.com/events/1529764157255186/

②またはユーロピアノ株式会社(下記参照)にご連絡ください。

≪お問い合わせ≫
ユーロピアノ八王子技術・営業センター
〒192-0063
東京都八王子市元横山町1-12-6

TEL 042-642-1040

定休日:土曜日・日曜日
http://www.euro-piano.co.jp/event/80220141005/

主催 工房コンサート実行委員会
協賛 ユーロピアノ株式会社
後援 PTNA 一般社団法人全日本ピアノ指導者協会

リサイタルin勝田台

Vallée d'Obermann
リサイタル終演!千葉県勝田台は初めての所だったけど、幼少期に千葉の田舎で過ごしていので個人的にはとても感慨深かったです。とても身近に感じるスペースでピアノはYAMAHAS400B。楽器との嬉しい出会いです。小規模のサロンのようなコンサート会場の数は少ないとは思いませんが、その環境に適応している楽器を選定されているのは「とても」少ないです。そう言った意味でとても「合って」いました。

リストのオーベルマンは精神性の深い作品で、今回の演奏で一歩奥に踏み込めたかと。シューマンの子供の情景では演奏前と演奏後に色んな「想い」を語りました。シューマンの作品は「詩的」という言葉が本当に合う。アンコールにはブラームス、他はリストのバラードを弾いたけど今回(ピアノのコンディションが悪いと言えど)新しい響きを見つけた気がします。個人的にはオーベルマンとバラードが性格的に対に感じるんですよね。オーベルマンでは解に辿りつかない、しかしバラードでは解を見つける、技巧と精神性の深さの度合い、そして曲の長さ(関係ないか)など、あくまでも個人的にですが。

とにかくとても身近に感じる素晴らしい時間でした。中野先生はじめ全ての関係者に深く感謝申し上げます。ありがとうございました!

9月21日音楽室コンサートについて

このコンサートはサロンやホールのようなところではなく、あくまでも身近な音楽室、そして少人数制で行われるので、普段着でラフな感じでお越し下さい。ピアノも古く、調律もままならないコンディションですが「ピアノを囲んでみんなで音楽を身近に味わうヒトトキ」ですので、ふっと気軽に(お友達やご家族で)お立ち寄りいただけましたら幸いです。なお、末永も各楽曲について話す予定です。

以前の記事にも載せましたが今一度告知させて頂きます。

桐朋学園音楽大学の中野洋子先生が大切に継続されている音楽室コンサートシリーズ。光栄にもお声掛け頂き、第108回目に出演させていただくこととなりました。

名前からわかる通り「音楽室のように身近な感じで音楽を感じる事の出来る」環境です。しかも無料で地域に貢献し続けているその姿勢は先生の人望あってのことと安易に想像できます。

個人的には千葉に住んでいたこともあり、そこで演奏できることは格別の思いがあります。当日はいろんな話を織り交ぜながら音世界をご提供したいと考えています。

是非知人、友人をお誘い合わせの上、気軽にお越しください!

【日時
2014年9月21日(日)
(開場14:30)15:00-16:30

【場所】
勝田台文化センター・音楽室
(勝田台文化プラザ2階)
京成本線勝田台駅南口徒歩5分
やちよ音楽だより

【お問合わせ】
(予約の必要はありません。チケットレスなので、当日そのままお越しください!)

中野洋子 047-485-8722

巡礼の年

リストのオーベルマンの谷を練習している。何度コンサートで弾いても「行き着かない」苦しさが残る。例え作品中に希望の光が一瞬でも見えたとしても。これまでにいろんな作品を弾いてきたが、ここまでアウトプットが激しいのも珍しい。救いのない遣る瀬無さ、そして暗闇に包まれ泥に沈んでいく。練習していても逃げ出したくなる。実際に練習をやめる、という意味ではなく、オーベルマンの谷という音楽作品の中で逃れたい、救われたいと、闇の中を彷徨い続ける。練習後はしばらく動くことができず放心状態で虚空を見つめている。

この「オーベルマンの谷」を弾くコンサートの数日前から"それに入っていく"故に心に鎖と重りをつける日々が始まる。

だからこそ一瞬だけ現れる「許しの音」に癒され涙する。

リストの代表作の一つである。

田舎

薄暗い一室で横になっている。目をつぶり耳を澄ませば遠くから電車の通る音が聴こえてくる。部屋には幾つかの窓があり、風が吹き抜ける度にレースが優しく揺れ、ふと目を開けると窓の向こうにある夕暮れが目に映る。気がつけば薄暗かった部屋はさらに暗くなり、田舎は段々と闇に包まれて行く。