【6/25】東工大生による即興

この日の講義では、学生同士ペアになり即興を披露しました。

各ペアが即興を披露した後は、他の学生たちに感想を聞き、最後に奏者に話を聞く。

みんな「音」に対し様々な感想を持つけれど、奏者の話を聴く前にそれらの言葉を聴いてるとこれがまた興味深い。披露された即興に対し(理論何もないので、100%奏者の感覚に委ねた音の羅列となる)、周りが受けた印象は結構似ている。同時に真逆の印象も存在する。いやぁ〜、面白いですね。本当に面白い。

ペア、要するに連弾となるわけですが、まずは段階を踏んである種のルールは設けています。「1本の指で、交互に音を鳴らしていく。相手の音をよく聴く。リズムやテンポは自由。」

相手の音に耳を傾けることで、ある種の表現を汲み取ろうとし、それに対し応答することで自分も何かを表現しようとする。

そこには理屈を超えた感覚のみの対話が繰り広げられます。学生たちはみんなよく弾いていました。

そして最後に演奏してくれた二人の学生。この日彼らによって披露された即興は、東工大の歴史に残る名演、もしくはもっとも物議を醸し出し、問題提起された即興となりました。これは決して過言ではありません。

結局、最後のペアは40分弱即興をし続けました。最後は止むを得ず僕が止めたほどです。本当は止めたくなかった。しかし、様々な状況を考慮し、止めなくてはならなかった…。もし止めなかったらまだまだ続いていたでしょう。

そこまでの長時間即興することは凄いことです。ただでさえ人前で即興することはプレッシャーがあります。そんなことは微塵も感じさせることはなく、ただただ淡々と演奏していました。

その時間は聴いている僕を含めた全ての学生たちに様々な思いを与えました。期待、緊張、不安、苛立ち、安心、迷い、無、怒り、希望、最後にまた期待…。このまま続けた時に最後がどうなるかその場にいたほとんどの人間が期待を寄せました。

僕はこの即興を聴いて、ジョン・ケージの4分33秒を思いました。

エマニュエル・ビュアンゾの「芸術とは問題提起である」をも思い出しました。

芸術とは何でしょうか?

この講義ではこの問いの解を見つけることはしません。むしろ不必要です。

しかし、この問いを思わざるえませんでした。問い続けること自体が解のようにも思いました。複雑に絡み合った感性の糸を辿りたくなりました。この瞬間に生まれた二度と聴くことはできない即興に我々は様々な思いを抱き、40分弱のドラマの中に生きました。命を与えられそして死にました。壮大な人間の感性の渦のようなものを思いました。

そこには言葉にならない無数の言葉や感覚が頭と心を支配し、結局沈黙になることも。

決して忘れることのない時間です。

そんな時間を東工大の学生たちと共感共有できたことがとても嬉しい。

そして、この素晴らしい即興を繰り広げてくれた学生たちにただただ感謝です。心からの「ありがとう」を言いたい。

表現することとは一見アウトサイドに向かう感覚ですが、同時に自分の心の中を探る行為でもあります。アウトサイドとインサイドに向かう力が同時に働いています。人は自分のことを知っていそうで案外に知らないものです。その感覚が強まれば強まるほど、自分自身の感性の世界を広げてくれる、または既に秘められた未開拓のフィールドを発見する、主観であり客観でもある、矛盾の混在…自由。

音に接する、音楽をすることに対しエドウィン・フィッシャーが「胸襟を開いて…」という言葉を残しています。

着飾るのまではなく、心を裸にすること、未知なる部分に期待し価値を認めること…

書けば書くほど熱が伝わらなくなりそうですが、それほど素晴らしい即興だったということです。

【6/24】ヴィオラ奏者の鈴木康浩氏と

コンサート終了!ヴィオラの音っていいなぁと、鈴木氏の沁み入る音色に心を奪われっぱなしでした。このような音楽の時間を共感共有できて最高に幸せです。

僕の生徒さんが鈴木さんの大ファンで、これもまた個人的には大変嬉しいことです。お客様の中には、生徒さんたちをはじめ、ピアニストの友人、桐朋時代の仲間、読響の団員の方々も。パワーもらいます!

全ての関係者の皆様、本当にありがとうございました!次回はチェロの高木慶太氏とのデュオが秋にあります。

さて、これから関西入り。京都でのレッスン、大阪のコンサートも楽しみです!

ピティナ「鍵盤楽器辞典はじめます」

「当時の楽器」に触れる意義~ピアノ指導者・ピアニストからのコメント~でスエナガのコメントが載ってます。ぜひご一読ください!

http://www.piano.or.jp/enc/news/2015/06/19_19835.html

【6/20】はじめの一歩

この日は幾つものミーティングが立て続けにありました。場所は偶然にも全て池袋。

ミーティングごとに場所が変わるのですが、そう言えば池袋でこうやってゆっくりと腰を据えたことってないなぁ…としみじみ。

中にはレッスン希望の方との話し合いもありました。このようにコンタクトをとってくださることに、とても大きな喜びと感謝を感じています。レッスンを受けたいがためにコンタクトをとる「勇気」を僕自身よく知っています。結局のところ「人と人」です。なのでこのようにしっかりと言葉を交わすことの意味は大きいですね。

京都でのレッスン

お陰さまをもちましてプライベートレッスン枠が残り1枠となりました。ご興味ありましたらスエナガに直接メッセージ、または旭堂楽器店 075-231-0538までご連絡ください。よろしくお願い致します!

【6/19】ヴィオラの鈴木氏とリハーサル、そしてやばい空腹感。

ヴィオラ奏者の鈴木氏と
来週の水曜日(24日)に控えているヴィオラとのデュオコンサート。


「6/24鈴木康浩&末永匡デュオコンサート」http://tdsuenaga.blogspot.jp/2015/06/624.html?spref=tw

リハーサル直後。数々の小品名曲集、そしてヴィオラのプログラムとしては外せない名曲中の名曲「シューマンの幻想小曲集、アダージョとアレグロ」で濃厚な時間を過ごしました。

鈴木氏からのちょっとした一言、アイデアで長年腑に落ちなかったアプローチに光が!少し気になっていたところが、むしろ大好きな個所に変わりました。あるんですねぇ、こんな予期せぬ瞬間が。本当に素晴らしいです「鈴木康浩」というヴィオラ奏者は。演奏はもちろん、リハーサルの進め方、言葉の選び方、発するタイミング、雰囲気など、勉強になります。

急遽追加した作品はとても粋な作品。そしてお洒落で時に少し物悲しい。当日のお楽しみ、ということで・・・


P.S.リハーサルの後はとてもお腹が減るんです。

【6/18】こういう関係はとても嬉しいものです。

まさか元教え子と飲む時が来るなんて…。嬉しいです。今日は彼女に東工大の講義でインプロの講師をお願いしました。あまりの頼もしさに言葉がありません。本当にありがとう!

「世界を見たい」と1年生の時に言っていたのを思い出します。その時の情熱を失うことなく、今もなおバイタリティ溢れる生活を送る彼女の目はとても力強かったです。確か以前の投稿でも同じような印象を書いた覚えがあります。今回もまた同じ印象を抱いたのにはとても嬉しかったです。

さて、インプロ…これはとても興味深い。人間として生きていくために存在する根本的な感覚の裾野にダイレクトに刺激するものです。よって、己の感性に問い続ける、対峙し続ける東工大での講義、そして音楽を学ぶ学生たちにも、とても必要なことだと確信しています。音大のカリキュラムで必修になればいいのに…!

【6/17】細々したこと

予定されていたものが急遽キャンセルになりました。家族は予定がある、と言うことで家で一人。予定がなく丸一日家に居るって本当に久しぶり。

珍しく静かな家の中で、このチャンスは逃すまいと溜まっていた作業に取り掛かる。

けど、不思議なことにこう言う時に限って色んなことが同時に起こるんですよね。よくまぁ複数の案件を同時進行出来たなぁと今思います。メシアンの「火の島」を暗譜で弾いた時と同じくらいの集中力だったかと。

お陰で細々したことが一気にひと段落しました。色々と混乱気味だったので整理整頓できて本当に良かったです。

…という感じで、幼稚な感想文のような内容になってしまいましたが、これもまた良しとしちゃいましょう。おわり。

【6/15】秋のイベント

武蔵ホール
今日は午前中は、スーツの細かな調整のため、テーラーの方が家に来て下さいました。丁寧に何度も何度も調整をしていくその姿勢は正に職人です。その方が着ているスーツも素敵です。本当にスーツが好きなのでしょう。そのような方に仕立てをして頂けるのはとても嬉しいです。出来上がりが楽しみですね。

午後は入間市武蔵藤沢にある武蔵ホールに行き、秋のイベントのための話し合い。

武蔵ホール
http://www.bechstein-salon.com/musashihall/h_g.html

10月25日(日)にトークコンサートと公開レッスンが企画されています。トークコンサートの対象人数は80~100人程度、公開レッスンの枠は3~4人。どのようなプログラムにどんなトークを展開させるか、休憩時間や公開レッスン時間など細かなポイントを話し合いました。

「地元で公開レッスンをできる喜び」これは格別な気持ちです。決して大きくはないですが、包みこまれるような8角形(?)のホール。とても親密な雰囲気で、空間と響きを体感できます。

使用ピアノは世界3台ピアノ1つと呼ばれるベヒシュタインピアノ。

Bechstein
・・・当ホールに設置されたコンサート用グランドピアノのベヒシュタインは、世界的なピアニストで指揮者でもあるヴラディーミル・アシュケナージ氏が、ベルリンの工房まで出かけて選定した折り紙つきのピアノである・・・(オフィシャルホームページより)

長丁場になりますが、躍動感溢れる一日を皆様と共有共感できれば幸いです。
ご希望の方は武蔵ホール(上記URL参照)かスエナガまで直接ご連絡ください。

詳細は決まり次第随時ブログでアップします。ご期待ください!

【6/13】清里の山荘でのコンサート

湿気がなくとても爽やか、まるでドイツのような気候

今回で4回目の訪問となる清里。森の中にひっそりとたたずむ山荘「自然の森山荘」には約100年前の古いアップライトピアノがあり、温かなご家族が運営されています。

「自然の森山荘」
http://shizennomorisansou.jp/

自然の森山荘
清里自然の森山荘は、標高1300mに位置し、231.4アール(約7,000坪)の広大な敷地を持ち、林間施設でセミナーハウスの設計者は著名な建築家、 吉村順三氏です。この恵まれた自然と施設、この場所に集う人々の輪を今までよりもっと大切に。(オフィシャルホームページより)


山荘の前に広がる広大な森の入口
ピアノが置かれているところには暖炉があり、そこには全国から様々な人たちが集います。皆様とはこの山荘の雰囲気も手伝い「家族」のような温かい繋がりを感じさせます。そこでスエナガの話を織り交ぜながら、色々な作品を弾いていく、まるで「ホームコンサート」のような趣のあるコンサートです。

終演後は、宿泊客の一人としてお客さまと一緒に食事やアクティビティなどを楽しみます。「家族団欒」という言葉がぴったり合うそんな雰囲気。そこではそれぞれの専門のことをはじめ、人生、人との出会い、繋がり・・・深く広い話を美味しい食事とお酒、パチパチとなる暖炉の音が静かに聞こえる中、色々な話題に華を咲かせます。個人的にとても印象に残っているのが、その場に溢れている自然な「笑顔」。本当にリラックスしてその場を楽しんでおられるように感じました。

色々な音に溢れる森
それぞれが好きなように過ごすそれぞれの「時間」。本を読んだり、散歩したり、バルコニーでコーヒーを飲んでいたり。コンサート翌日の朝、子供と森を散歩し、途中目をつぶって耳を澄ましてみるといろんな音が聴こえてきます。森の香り、溢れる音、草木の触れる感覚・・・身体の五感全てを通して体感することの大切さを子供にも感じてほしい、と静かに思う自分がいます。

手作りのブランコ
ここの山荘は以前からあったのですが今のような形態で運営され始め、まだ比較的間もないとのことです。すでに全国から訪れるファンがいて、それぞれの過ごし方があるようです。スエナガも出演させて頂いているコンサート他、色々なイベントもされています。これから色々な形で変化していく「自然の森山荘」に注目していきたいです。ぜひ足を運んでみてはどうでしょう?


・・・というわけで無事帰宅しました。心地よい疲労感。家族は深い眠りにいる中、静かなリビングでこのブログを書いています。ここ最近のスケジュールで頭と耳が疲労を覚えています。今日は音楽のことは考えず、今回のコンサートでお世話になった全ての方々に深い感謝を胸に抱きつつ、清里の森を思い出しながら静かな夜を過ごそうかと思います。ありがとうございました・・・!

レッスンin京都受講生募集

今月の26日(6/26)、京都の旭堂楽器店で先月に続き再度レッスン(非公開)をさせて頂くことになりました。ご興味がある方は、旭堂楽器店か末永に直接是非ご連絡下さい。お会いできるのを楽しみにしています!

旭堂楽器店 075-231-0538

変化

いつもの木曜日を終えようとしている・・・

昭和音大でレッスン、夕方から東工大。こんな木曜日が始まって約3年経ちます。以前の記事でも書いたけれど、この木曜日は寝れない。昭和音大と東工大では頭の使っている部分が異り、ノンストップのフル回転でこの日を過ごすからです。

今日の東工大では、学生たちに連弾で即興をしてもらいました。しかし、彼らは4月の初講義の段階で自分たちが「即興をできるようになる」ことを想像できていたでしょうか?僕は初めから確信していました。彼らが「いつの日か即興するようになり、一つの音に対して自身の感覚を研ぎ澄まし自分の言葉でその音について語ること、そして聞きなれない音の羅列に美しさを感じるようになる」ことを。

とある学生が講義中、無作為な音の羅列に対し発言しました。

「なんか美しさを感じました」

そしてある学生は、ポーンと鳴らした一音に「どう感じる?」という問いに、正面から対峙し言葉を探しつつ答えていました。

出来てしまえばどうってことないのですが、出来るようになると・・・

彼らがいつか気付くことを願っています。この「小さな変化」の「大きな価値」に。




初演

左から(作曲)加藤真一郎氏、(サックス)大石将紀氏、スエナガ
加藤氏の新作「Aspiration for Saxophone and Piano」演奏終了しました!こんなにも素晴らしい作品を生んでくれた加藤氏に心からの感謝です。作品の出だしにサックスが朗々とソロで歌い上げるのですが、あまりにも素晴らしい音色に聴き惚れてしまいました。やはり凄い演奏家だ、大石氏は。

さて、この作品とても好きです。加藤氏の作品は今回で2回目ですが、前回の作品はその翌年におこなわれた自分のリサイタルにもプログラムに入れました。今回も全く同じ気持ちです。作品の素晴らしさを書きたいけれど、書けば書くほどその素晴らしさが損なわれてしまいそうです・・・。

いずれにしても現代曲はやめられません。譜読みが大変だけど。

後半はバッハの平均律第一巻からb-mollのプレリュードとフーガを演奏。現代曲がずらりと並ぶプログラムに一つだけ静かなバッハが入ると、なんとも不思議な存在感を表します。そして弾きながら時に天井を見上げ思うわけです、300年で音楽はこんなにも形を変えたのかと。

しかし個人的にはこうも思うわけです。作曲技法としての形は変われど、音そのものに表現されうる密度のようなものは何も変わらないのでは、とも。

今日は演奏だけでなく、出番まで加藤氏と語り合ったことがとても有意義でした。「実は恐ろしいシューマン」「ドビュッシーからみるシューマン」「19世紀に花咲くあいまいさの美」について・・・いやぁ、本当に面白い。
今日のプログラム

6/24鈴木康浩&末永匡デュオコンサート

室内楽サロンコンサートシリーズvol.3
「ヴィオラの音風景」

Bach、Schumann、Schubert、吉松隆、Beethoven、Rachmaninoffなど...

サロンコンサート全5回シリーズ。各演奏家を紹介しながら回を重ね、最後はピアノ四重奏で全員で演奏する室内楽プロジェクト。

これまで、vol.1ピアノソロ(末永)、vol.2ヴァイオリン奏者の直江智沙子さんとのデュオに続き、今回の演奏家はヴィオラ奏者の鈴木康浩さんをお招きしてヴィオラとピアノの音色をお届します。鈴木さんは読売交響楽団のソロ・ヴィオラ奏者として、またソロや室内楽など、日本の第一線で輝かしく活躍されています。語り歌う唯一無二のヴィオラの音色を持つ鈴木さんの演奏をぜひご堪能ください。

「入場無料」ですので、お早めのご予約をお勧めします。ご期待ください!

6/24(水)

12:20〜(開演) 11:50〜(開場)

入場無料

グローバルユースビューローサロン
〒107-8412
東京都港区赤坂4−15−1 赤坂ガーデンシティ 6階

【予約、お問い合わせ先】

TEL: 03-3505-0055
FAX: 03-3505-0095

E-mail: gyb-inf@gyb.co.jp

明日のコンサートのために

明日(6/10)はこのような演奏会・・・

~チラシより~
「プレゼンテーション」の第1回演奏会は、1968年、「日本現代歌曲の夕べ」として東京で開かれ、松平頼則、松葉良、石井五郎、伊藤隆太、塚谷晃弘などの作品が歌われた。彼らは、日本の伝統的語法を生かし現代的感覚をもつ音楽を作曲したいと考え、その後、ほぼ毎 年、新作を発表し、新しいメンバーを迎え、今回で第41回を迎えた。これほど長く続いている作曲家のグループも珍しい。「プレゼンテーション」を主催する作曲家たちは、多様な手法を試みている欧米、特に東欧の作曲家たちとの交流を通して、彼らの作品を日本に紹介し、第38回では、台湾の作曲家の作品の日本初演も行った。前回から、山口恭子、武澤陽介の2名が、また今回から小川類が同人として参加し、会のさらなる活動の展望を期待したい。今回は初の試みとして、同人の作品と一緒に、J.S.Bachの作品を並べて演奏し、新たな方向性を模索する。

presentationその42
・・・このコンサートで、作曲家の加藤真一郎氏の作品「Aspiration for Saxphone and piano」を初演します。このような歴史ある演奏会に出させて頂き誠に光栄です。共演者は第一線で活躍しているサックス奏者の大石将紀氏。


「加藤真一郎」(2台ピアノでも活躍されています)
http://www.seokato.com/

「大石将紀」
http://www.m-oishi.com/Masanori_Oishi_Saxophoniste.html

今日は作曲家と一緒にリハーサルをしました。作曲家から自身の作品について直々にアドヴァイスをもらえるのはとても貴重な経験です。もちろん人によって違うけれど、それでも作曲心理を覗けるのは最高の財産。素晴らしい大石氏のサックスにも支えられ、なんとか明日を迎えられそうです。

スエナガは大石氏と共演の他、ソロでバッハも演奏します。席はまだあるそうです。日本という国で新たな作品が産声を上げる瞬間を体感しに来てください。場所は杉並公会堂小ホール、詳細はチラシをご参照ください!

ようやく追いつきました!

ずっと溜め込んでいた記事を全て更新しました。大変待たせてしまったこと、わかりにくく混乱を招いたこと、誠に申し訳ありませんでした。

そして苦手なパソコンも、もう少し頑張って情報をちゃんと発信したいと思います。

と言うことで、これから更新される記事は最新のものです。

これからも宜しくお願いします!

【6/6】ピラミッド

大学講義を終え、喉をヒューヒュー鳴らしながら急いでイベントへ。エジプト考古学の第一線で活躍されている考古学者河江肖剰さんの講演会でした。エジプト関係で知り合い、昨年のコンサート終演後に話した以来。素晴らしいスピーチと内容にただただ圧巻。ありがとうございました!

満席の会場は熱気に溢れ、質疑応答の時間では筋がつりそうになるくらい必死に手を挙げましたが最後まで当てられませんでした。仕方ありませんね。

【6/5】中日友好交流基金設立記念コンサート

河合弘隆社長、駐日中国大使夫人と

この日はカワイ表参道で中日友好交流基金設立記念コンサートがありました。

http://www.kawai.co.jp/news/20150527_2/

中国の陳曼春さん(ピアニスト)と共に、それぞれのプログラムを披露します。大役を仰せつかり大変恐縮ですが、このご時世だからこそ、しっかりとその務めを果たしたいと思います。音楽によって成せる理屈を超えた理解。バレンボイムの「知ること、それが始まり」を思い出しました。文化的な交流がさらに深まり広がることを願って…。

そして無事コンサート終了。中国関係の方々、文化交流関係、ジャーナリスト、音楽家など様々な方々が多くご参加され、大変華やかなひと時となりました。文化交流に関しては個人的に色々と思い、考える事があったので時間があればもっと言葉を交わしたかったなぁ、と。

また、久しぶりのShigeruKawai、あまりの懐かしさに弾きながら「久しぶりだねぇ、元気にしてた?」的な(響きやタッチなどの)対話も感じたり。ポテンシャルの高い楽器で弾くと、これまた色んな感覚が刺激され弾いてて楽しいです。

この様な機会をお与え頂き、カワイ楽器はじめ全ての関係者に深く感謝申し上げます。ありがとうございました!




【6/2】大切な人と大切な話を

ちょっとした緊張感が漂う中、少しずつ言葉を選ぶ。しかしあっという間に過ぎて行く時間。

今後の話をしました。世界は広い、色んな人がいる、ということでしょうか。とは言っても僕が出来る最も大切なことは「しっかりと音楽芸術と対峙しピアノを弾く」これに尽きます。

皆様、今後も宜しくお願い致します。

【6/1】束の間だけど

夜、家族で蛍を見に。真っ暗な場所に星のように煌めく蛍の光。息を呑む美しさ。

【5/31】音律シリーズ最終回!

工房コンサート終了!満員御礼。今夜は徹夜で飲んで語りたい気分です。工房コンサートシリーズとして9回、その中で全4回の音律シリーズ、6年間駆け抜けました。このためのコンディションを全て整えてくれたユーロピアノ㍿様には心から感謝申し上げます。

3人でほっこりと打ち上げし、次回第10回総まとめグランドレクチャーコンサート(仮)についても話し合いました。8時間程度になるかもれません。やる方も大変ですが、聴く方も大変ですね。それはともかく、今回は大変多くのお客様からアンケートを頂戴しました。しかも、事細かくそして心を打つ熱いお言葉をたくさん書いてくださり、明日へと繋がる活力となりました。

知識だけではなく「感覚と感性を呼び覚まし拡げる」超実践型レクチャーコンサート。次回は総まとめ。ご期待下さい!皆様本当にありがとうございました!

最後に、僕はこのレクチャーを毎回終わるごとに、その時にテーマにあげた楽曲なり作曲家をさらに好きになります。このレクチャーのために勉強と検証を重ねることが、いかに自分の演奏に良い影響を及ぼしているかは疑いの余地がありません。本当に続けてて良かった…!そう思います。

【5/30】最後のリハーサル

頭をフル回転しての最後のリハーサル。19世紀末の構造を持つ1920年代のベヒシュタインピアノ(E)、もう1台は同じ年代だけれども現代の構造になっているベヒシュタインピアノ(L)を使用。ドビュッシーの響きに色んなニュアンスを加味してくれます。さらに、片方は平均律寄りの不等分律、もう1つは平均律。ソロ、2台ピアノの作品を演奏します。

音律、楽器学を軸に歴史を辿り、人間ドビュッシーに迫る第9回工房コンサート「音律シリーズVOL.4最終回スライドする美意識」今までで一番言葉にならない感覚的なレクチャー、明日31日の14:00〜超満員の中始まります。

【5/28】東工大での一コマ


講義終了。今日は、これまで受講してくれてた懐かしい学生達が遊びに来てくれました。満面の笑みでの再会。さすがに胸に来るものがありました。最高だよ、みんな。ありがとう!
写真は、講義後残った新旧の受講生たちと。

【5/27の続き】終演後

この日は終演後、ドビュッシーの牧神のリハーサルへ。深い、あまりにも深い!響きが香ってくる…。

Bechstein、Sauter、Hoffmannなどで彩られる様々なニュアンスを味わいました。

【5/27】第2回サロンコンサートシリーズ

コンサート終了!最高にエキサイティングで楽しかったです!

サロンコンサート全5回シリーズ。各演奏家を紹介しながら回を重ね、最後はピアノ四重奏で全員で演奏する室内楽プロジェクト。

前回(ピアノソロ)に続き今回はヴァイオリンとのデュオ。今回の演奏家は直江智沙子さん。現在は神奈川フィルハーモニー管弦楽団で首席第2ヴァイオリン奏者としても活躍している方ですが、ソロも室内楽でも輝かしく活躍されています。そんな直江さんから多くの刺激を頂戴し、白熱したデュオコンサートとなりました。

次回はヴィオラとのデュオ。演奏家は鈴木康浩さん。読売交響楽団のソロ・ヴィオラ奏者としても活躍されています。ご期待下さい!入場無料ですので、お早めのご予約をお勧めします。

【鈴木康浩&末永匡デュオコンサート】

⚫︎6/24(水)
⚫︎12:10〜(開演)11:30〜(開場)
⚫︎入場無料

⚫︎グローバルユースビューローサロン
〒107-8412
東京都港区赤坂4−15−1 赤坂ガーデンシティ 6階

03-3505-0055

【5/25】そのままリハーサル

全行程in関西無事終了。レッスン、リサイタル、レクチャー、審査(初PTNAステップアドバイザー)と、やれる事は全てやった感。全ての関係者に心より感謝申し上げます。あまりにも恵まれた出会いに末永は幸せと充実感を噛み締めております。ありがとうございました!

さて、今から東京に戻り、5/27に控えているデュオリサイタルのためのリハーサルとレッスン。あまりにも間に合ってない状況に不安と恐怖を噛み締め、もはや口の中が色々と噛み締め過ぎて何味かわからない状況ですが、到着まであと2時間、楽譜見てなんとか出来るところは何とかしよう。

【5/24】PTNAステップ初参加in京都

さて、この日は初めてのPTNAステップアドヴァイザーとして参加させて頂きました。と言う書き始めですが、画像はステップを終えた後の打ち上げで伺った京都御所付近の路地にふと佇むお店。とても美味しくいただきました。けど…京都とJAZZとお酒ってどうしてこんなにも合うんだろう?店内も堅苦しくない、けれど清潔感と適度な高級感ある素敵な雰囲気でした。

さて、ようやくステップの話。

80名近い参加者が演奏していき、一人一人にコメントを書いていく。こんなに日本語を書いたのは何年ぶりだろうか。鉛筆を握って出来た凹みと、ほぼ筆記体の日本語は、時に解読を困難にさせました。申し訳ありません。しかしそのお陰でたくさんの漢字を正確に覚えました。

これだけの人数にコメントを書いて思ったのは「書いてる内容は共通していることが多い」ということです。まずはあの様な状況(お客様が聴かれ、舞台で一人で弾くこと)で果敢に挑戦し、最後まで演奏されていることに心からの尊敬と感謝を覚えます。舞台で一人で弾く怖さは僕も良くわかります。けれど怖さだけでなく、その一瞬にしか感じることのできない「感動」乗り越えた「充実感」は、その怖さや不安以上にあったかと思います。

トータル約10時間ほどの審査なのですが、途中トークコンサートをさせて頂きました。今回は参加者のためにBechstein、Steinway、Bösendorferの3台が用意され、それぞれの特長や、様々なメーカーを弾くことについてなどの話をしました。これがまた大変興味深かったのですが、トークコンサートの前まではほとんどの参加者がSteinwayを選んでいたのですが、トークコンサート後は偏ることなくBechsteinやBösendorferを選ぶ参加者もいたこと。

後で参加者から色々と話を聞いてみると予想通り、弾きにくかった方や弾きやすかった方などがいらっしゃいました。

「弾きにくかった…」これは否定的に捉えるべき事でしょうか?そんな事はありません。実はここがとても大切なんです。弾きにくいことを「楽器のせい」にしてしまいがちですが、演奏者のコントロールの問題でもある事を省いて考えてはいけません。打鍵におけるコントロールの能力の不足、でもあるのです。

人は経験を重ねるにつれ「慣れて」いきます。「弾きにくい」ことに出会うということは「それに慣れることによって拡張するスキル」をも意味しています。要するに「タッチの種類が増える」ことなのです。弾きにくい、と感じた瞬間、タッチの種類が増えてくるための「チャンス」を見つけたことでもあるのです。学びの基本姿勢。知らないことを知った瞬間知るためのチャンスを得た、と同じことです。

ですから「弾きにくい」と感じたら、ぜひこの機会に何度も試弾して下さい。楽器との対話を深めて下さい。今まで持っていなかったタッチの引き出しが必ず増えます。

今は「タッチ」についての話でしたが、もちろんそれだけではありません。「聴く力」も同様です。ピアノも、メーカーや型、年代によってその「音色」は異なります。固有の声を持っています。そして「聴く」ことと「弾く」ことは連動しています。当たり前と言えば当たり前なのですが…。

色々なピアノがあるからこそ弾いてみましょう!多様な音色の世界に足を踏み込み、楽器との対話を深めていきましょう!

…のようなことを話したり感じたり。

ステップは初参加でしたが、ベテランの先生方に助けられ、なんとかこの日を終えることが出来ました。全ての関係者の皆様に心から感謝申し上げます。

打ち上げのお店では、画像にある様に名前入りでメッセージがありました。粋ですねぇ( ´ ▽ ` )

長くなりましたが最後に一言。この関西滞在で出会った音楽を愛する方々(プライベートレッスンにお申し込み頂いた方々、PTNAステップにご参加され、直接お声がけ下さった方々など)との再会を心から願っています。

初めてお会いしたのにも関わらず「次回こちらに来られる際はレッスンお願いします!」と嬉しいお言葉を頂いた時は感謝と同時に、そこまでの積極性に感銘を受けました。ありがとうございます!ブログからでも気軽にご連絡頂けましたら幸いです。

教えることは学ぶこと。半学半教。終わりはありません。だから最高にワクワクして楽しいです。

【5/23】レクチャーコンサート、そして再会、そして飲み過ぎ語り過ぎ

京都にある旭堂楽器店でのレクチャーコンサート終了。時間を大幅にオーバーしてしまい申し訳ないです。皆さんとても熱心に聴いてくださり、ノートにとっている方々も。ピアノの話になると止めるのがなかなか難しいです。けど話したり弾いたりして、やはりピアノっていいなぁと。そして音楽っていいなぁと。皆様、本当にありがとうございました!

そのあとはフライブルグ会in京都。仕事で来て、このような時間をとれるのは奇跡的です。

大阪弁と京都御所の周り

「未だに論」ですが、電車に乗ってて大阪弁が聞こえてくることに未だに慣れません。

そして、京都御所の周りを歩いてたら素敵なカフェを見つけました。勿論入りましたよ。

【5/22】大阪

【満員御礼】リサイタル終了。全ての関係者に感謝申し上げます。CDサイン会も盛り上がりました。ありがとうございます!

幾つかのレパートリーが一皮むけそうな予感。新しい世界、感覚を掴み始めています。

明日は朝からレクチャーコンサート。これから京都に戻りホテルで準備、と言いたいところだけど、その前にTシャツ洗濯しよう。

【5/22】関西へ

この日から4日間関西でした。プライベートレッスン、リサイタル、レクチャー、審査など盛りだくさん。

早速午前中、京都でレッスン。リストやフォーレなど素晴らしい演奏を聴かせてくれました。こうやってコンサートやレクチャーがある時は、ほぼ必ずプライベートレッスンをいれています。各地で待っていて下さる方々を思うと、少しでも何か出来れば、という思いが強くなります。「東京行く際もレッスンお願いします」とのお言葉も頂き大変嬉しく思ったこの日です。

この日の夜は大阪でリサイタル。で、GPまで時間が空いたので街を散策。やっぱいいですね、この時期の京都は。

この7年間、大学に行った時のランチは基本的にお弁当か学食でカレーですが。

でも美味しいうどん屋を教えてくださいました。クラリネット奏者の野田さんと。

【5/21】遠足とリハーサル

この日は、長女の遠足でした。同時刻、こちらはモーツァルトやらパガニーニやらモンティやらサラサーテやら、ヴァイオリン奏者の直江智沙子ちゃんとリハーサル。

必死に弾いている時に「ブブブ…」と着信が。休憩の時に確認してみると遠足の画像。子供達は満面の笑顔。便利な時代だなぁ、と肩の力が抜けた瞬間でした。そうやってピアノに向かおうと思った午後。気がつくと視野や感覚が狭くなっていることに反省。

【5/16】直接会い言葉を交わす

この日の夜、ある人物からの誘いで某都内へ。その方は教育現場で働き、同時に経営者でもあります。突然お声掛け頂き、二人きりで会って食事をするのは恐縮の極みでしたが、この様に直接会って言葉を交わす意味はとても大きいと感じています。メールや電話でも駄目なのです。

今後に期待。

ブラームスとスエナガとネコ

ドイツはバーデンバーデンにあるブラームスが住んでいた家。そこに住まわせてもらっていたことがあり、家には猫も住みついていました。まわりの人達からは「クララ」と呼ばれていました。いい名前つけるね。懐かしい写真を発見。