レッスンを録音録画することについて

レッスンを録音録画するのは別に悪くない。けど、それに満足してるんだったらしない方がいい。

レッスンで飛び交う、その瞬間に生まれた言葉を決して離さない、無駄にしない気持ち。集中力。意識。

もし録ってなかったらもっと必死に聴くかもしれないよ?

エジプトの会


数日前。

東京大学の長澤先生、名古屋大学の河江先生(世界ふしぎ発見!でお馴染みですね)、国際医療福祉大学の村上先生、昭和音楽大学の末永。このようなメンバーの中、恐縮の極みですが、我々は「エジプト」で繋がっている。素晴らしい時間でした。ありがとうございました!

そこには100年前のスタインウェイのアップライトピアノが。共通しているのは古の時に有していた魅力なのだろうか…と思いを馳せつつ。

しかし、河江さんから5千年前のエジプトの話を聴いていると、ベートーヴェンやブラームスの時間がつい昨日のように感じてしまいます。電話したら出てくるんじゃないかってくらい。

第7回音楽座談会終了♪

あっという間の2時間を終えました。たくさんの話題が飛び交い、盛況に終えられたことに心から感謝申し上げます!

「電子ピアノ」「ピアノ選び」「本物の可能性」「ピアノの思い出」「調律師とのコミュニケーション」「クラリネットなど他の楽器を知ること」「室内楽レッスンあるある」など…ざっと挙げただけでもこんな感じです。貴重な数々のお話にもう少し掘り下げて語り合いたいなぁ、と思うテーマも^ ^ 大変勉強になりました。

工房コンサートのサブイベントだからこその次回10/15「第11回工房レクチャーコンサート」の宣伝もしっかりさせて頂きました!

最後のベヒシュタイン倶楽部を終えて


たくさんの思い出が詰まっている武蔵ホール。

今年いっぱいで閉館のお知らせは本当に悲しかった。

それ故に、昨日のベヒシュタイン倶楽部は過去最高人数の参加者。皆さん口を揃えて閉館の悲しさを訴えていました。
武蔵ホールがどれだけ愛されていたか、と言うことですね。また、ホールだけでなく支配人代理の白水さんのお人柄に親しみを感じられいたのだ、とも思います。

白水さんがいなければ今の武蔵ホールはなかったでしょう。そして彼女によってどれだけの人たちがベヒシュタインを知り、興味を持ち、音楽談義に花を咲かし輪が広がったか。
ベヒシュタインピアノを心から愛し、その魅力を一人一人のお客様の目と向き合い伝えてきた白水さん。「白水さんいるかな?」と武蔵ホールをのぞいたこともあります。そうやってフラリと立ち寄ったのは僕だけではなかったことを後で知りました。

ホールとは担当されている方の人柄が反映されるものなんですよね。ふと、コンサートもそうだなぁ、と思ったり。主催のキャラクターがコンサート全体の空気感に反映される。

昨日の皆さんの演奏は本当に素晴らしかった。技術も大切だけど、それだけでは決してなすことのできない「心から映し出された表現」。それを確信させられた数々の演奏。

僕はこういう演奏を音大生や若い子達にも聴いてもらいたいと思っています。昨日参加されたほとんどの方は、生活の中で限られた僅かな時間をピアノに充てている。

「ピアノが好きだから」「音楽が好きだから」「あういうふうに弾きたい」「これはどういうことなんだろう?」

それらの強い思いが彼らを練習に向かわせる、僅かな時間を大切にしながら。そして、その思いは必ず音に宿り聴き手に届く。

終了後も参加者の皆様と一緒にピアノを囲んで語らいました。皆さんの「学び」に対する圧倒的な気持ちから多くの刺激を受けました。

音楽を共有できた幸せな日。
共有することの喜び、これはコンサートも同じかもしれない。

「今日このピアノをみんな弾いていたんだな…」

と、静まり返ったホールの中で1人思いを馳せ鍵盤を見ていたり。
いろんな「思い」が鍵盤にある気がします。

そんな中少しだけ練習して帰りました。

白水さんはじめ、昨日関わった全ての方々に心からの感謝を。

第8回ベヒシュタイン倶楽部


参加枠を増やし、過去最高人数の参加者となったベヒシュタイン倶楽部。

進行が少しでも遅れるわけにはいかず、スタッフもピリピリと。さらに参加者の方々にそれぞれの思いが溢れているのか、いつもとはジンワリと違う空気に僕も緊張してきました。

皆様の演奏を拝聴し、心に映った言葉をそのまま講評として書かせて頂きます。

第7回音楽座談会のお誘い

※以前の座談会の様子です
10月15日(日)に、工房コンサートの「ベートーヴェン《第9》シリーズ」第2回『ピアノソナタの森へ』を予定しています。シンフォニーとピアノソナタを往還しながら表現のヒントを探ります。

<・・・第7回音楽座談会の開催>
これに付随して、工房コンサートシリーズサブイベント「音楽座談会」の第7回を開催します。「何かしているな?」とご興味をお持ちの方も少なくないはず。これを機に参加しませんか?気軽だからこそ踏み込みやすい空間、様々なものを共感共有できる学びの場。少人数性なので「お早目!」のご予約をお願い致します!

<・・・音楽座談会って?>
そこは音楽を愛する人たちの集まる時間。気軽に集まり、語り、解散する、限られた2時間という枠だからこそ「丁度良い」語らいの場。ありそうでなかなか無い多方面で活動している音楽関係者とのしゃべり場、広がる輪、自身に多くのフィードバックを約束する「音楽座談会」是非ご参加ください!

<・・・参加費用などは?>
座談会への参加費用は基本無料です。興味ある人達が集まり語り合う場なので、レクチャー等ではありません。ただし、開催場所が毎回違うため、ファミレスやカフェなどで行う場合、各自注文される飲食代は自己負担となりま

<・・・参加の条件は?>
(古楽等のジャンル関係なく)演奏家、愛好家、指導者、学者、技術者、(音楽教育機関やサロン等の)経営者、または学生や音楽の道に進もうとしている(保護者同伴)未成年者など「音楽を愛する方ならどなたでも」参加できます!

<・・・大規模なイベントですか?>
全く大規模ではありません。基本少人数制です。語り合う其々の距離感、テーマを共感共有する事を大切にしています。

<定員>
10名限定(定員に達した時点で締め切らせて頂きます。少人数制ですので、お早目のご予約をお願い致します)

<申し込み>
FBメッセージ、メールなど末永へ直接ご連絡頂くか、イベントページでの参加クリックなどでお申し込み下さい。

☆FBイベントページ☆

<場所>
ロイヤルホスト新宿三井ビル店1F
京王プラザホテルの対面です。

〒163-0401 東京都新宿区西新宿2-1-1新宿三井ビル1F

☆グーグルマップ☆

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世界で繋がる音楽仲間


アメリカから来日中の音楽家と素晴らしい時間を。
クラリネット奏者の伊藤優美さんとピアニストのシャムス氏。

伊藤さんはアメリカを拠点に世界的に活躍しているクラリネット奏者。
信州マルメロ音楽祭の芸術監督も務められ、精力的に活動されています。
エジプト人のシャムス氏も伊藤さんと同じくアメリカを拠点に国際的に活躍しているピアニスト。

「伊藤優美❄︎CLARINET OFFICIAL」

「エジプト」をきっかけに繋がりが生まれ大きな輪となり、音楽という共通言語で語り合う。
近い将来の音楽ビジョンを共有したり。

中野氏に最大の感謝を込めて…

レッスン

懐かしい写真が出てきた。

恩師ライグラフ先生にレッスンを受けている時のもの。曲目はベートヴェンの皇帝。先生の鳴らしたオーケストラパートの豊かな響きは今でも忘れることはない。先生の言葉、音、動き、全てを鮮明に覚えている。

「学びたい」その一心だった。

あって当たり前でなく、ずっと続くものではないレッスンというもの。その一瞬を逃すと次はない。

必死だった。上手くなりたい、盗みたい、何が何でもそれをものにしたい。レッスンの時間、全身から神経が触手のように伸びて、全てを吸収しようと集中していた。

なぜなら次はないと思っていたから。

僕の師事した先生は5人中4人がすでに亡くなっている。先生ならなんて言うだろう?先生ならどう弾くだろう?レッスンでは体感していた先生の音楽的なエッセンスも今となってはどんなに欲しようと手にすることは出来ない。

レッスンは在ることが当たり前でない。音も言葉も先生という存在も。

以前、とある高校生がある日突然連絡をくれた。勇気を持って本人が連絡してきたのを、その文面や声から強く感じた。同じような中学生もいた。一回のレッスンのために地方から時間とお金をかけてドアを叩きにくる。彼らは必死だった。

人から教わるという奇跡の時間。一回一回が輝いている。レッスンには感動がある。音楽に触れる瞬間、琴線に触れる瞬間、理屈を超えて揺さぶられる心。

レッスンだけじゃない、練習だって、本番だって次はない。その瞬間に命を与えることができなくては、過ぎてしまった時は戻せない。

今年の上半期は「考える」ことに重点を置いていた。教育のこと、人生、音楽を静かに考えた。そして家族との時間を大切にし、本を読み、自分の感覚を客観的に見つめていたりした。僕は器用な方ではないので、バタバタと忙しくなるといろいろなことが雑になる。そのせいでどれだけの人たちに迷惑をかけたか。今このブログを書きながら、ピアノの部屋からクラリネット奏者の妻が練習するブラームスのクラリネットソナタ第2番第1楽章のコーダがうっすらと聴こえてくる。なんて素敵な音楽なんだろう。なんて素敵な時間なのだろう。

まるで新しい旅が始まるかのようにレッスンが始まる。僕の小さな経験がもし少しでも役立つのなら僕は全てを捧げます。


追記: 今、僕の教育経験をまとめた「ACT」と称する「学びプログラム」を作っています。

この一週間


7月30日のレクチャーコンサート以降、怒涛に過ぎた今日まで。

京都でPTNAのコンクール審査、その後プライベートで生徒と行なっている「ゼミ」と称する少人数制のレッスン(単なる公開レッスンとは違います)、大学の前期実技試験審査、浜松町ではベヒシュタインピアノを使った特別レッスン、夏期講習、2台ピアノのコンクール審査など、レッスンと審査に明け暮れていました。

本当に多くの演奏を聴きました。

人から言われたことをそのまま棒読みするのではなく、自身の言葉となって語る音楽はレベルの差は関係なく心にグッとくるものです。
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